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桃尻文庫

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隣の部屋の音

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1仕事の都合で、とある地方のベッドタウン、安アパートの一室に引っ越した。築年数が古く、設備のあちこちにやれた雰囲気が見て取れたが、間取りの割に家賃の手頃な物件だった。長くても半年かそこら滞在するだけだし、休日以外は寝に帰るようなもの。だから、各所の古めかしさや湯船の狭さにも、大して不満は無かった。だが唯一、失敗したと痛感したのが、壁の薄さを気にしなかった点だ。そのせいで俺は、少し特殊な騒音に悩まさ...

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アキのお仕置記02 給食袋

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1誰もいないリビングで、情報番組の安っぽい音声だけが反響している。今週二回目のおねしょのお仕置きに加えて、夫と子供の送り出し。慌ただしかった朝とは打って変わって、嘘のように静かな平日の昼下がり。一息吐こうとお茶を汲みに立った母親は、台所で一つの難題を思い出した。洗い桶の水に漬かった、給食用の箸ケースである。昨日、帰ってからすぐに洗わなかったために、表面には汚れがこびり付いている。「毎日使うものなん...

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アキのお仕置記01 おねしょのお作法

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初夏の早朝。アキは目覚ましが鳴るより早く、布団の中の違和感に気づいて目を覚ました。眠い目をこすりつつ肌掛けを捲ると、少し湿った感のあるパジャマのズボン。ごく少量ではあるが、未だに直しきれていない粗相の証であった。やってしまった。大惨事とは言わないまでも、今週二度目の失敗である。いつもより厳しいお仕置きは免れないだろう。朝から気が重くなる。いや、遠目には濡れていることすら判らない、ほんの少しだけ湿っ...

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クリスマスに向けて…(母子)

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 夕暮れ時の街を歩く。 いつの間にか木の葉も散って、肌を刺すような冷気に身を縮める季節になった。 冬物のコートと、気の早いクリスマスの色彩が不思議な調和を見せる大通りを、 学校帰りのランドセルたちが横切っていく。 白い息を吐きながらじゃれあう姿は、今も昔も変わらないらしい。...

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