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桃尻文庫

~スパンキングやお仕置きに関する創作ブログ~

変化 F/m

久しぶりに帰省した。テナントががらりと入れ替わり、以外なほどに変化した駅前の様子。それに対して、時が止まっているかのように変化のない住宅地。いつの間にか営業をやめたらしい近所の店、そのシャッターのサビ具合だけが、自分の記憶と今日の現実の隔たりを感じさせた。

思えば最後に帰った時から随分と経ってしまっていた。とくに家族仲が悪いわけではなかったが、働きに出るようになると生活も色々と変化する。自分の生活圏の付き合いが増え、その煩雑さにかまけて実家を案ずる時間も減っていたし、新幹線を必要とする微妙な距離感がなおさら足を遠のかせた。

そうやって先延ばしにしていたからか、段々と帰りづらくなって、実はこうやって家の前まで辿り着いた今でさえ、車庫前の折りたたみの門を潜るのに気恥ずかしいほどだった。

しかし、今日は理由があるのだ。僕はインターホンを押して鍵を開けてもらい、歳なりに皺の増えた母と、少しは優しく笑えるようになったらしい姉に出迎えられ、慣れ親しんだ玄関をあがった。

スパモノレビュー『山口陽 あの、この首輪をハメてくださいませんか?』

Kindleストアでなんとなーく表紙買いしてしまった小説に、スパシーンが含まれておりましたのでご報告です。イラストやタイトルから察せますように、いわゆるお仕置きのお尻叩きではなく、SMプレイとしてのスパンキングですね。


 

読んでみるとこの作品、なかなかとんでもないのです。

 

良家のお嬢様にSM系成年コミックを買うところを見られ、蔑まれ罵られるのかと思いきや、いきなりご主人様になって欲しいと懇願されるという、とてつもなく幸せ脳なイベントから始まるのですよ。なんでも、箱入り娘が世俗を知るために読み込んだのが、そういう書籍群であったから、と。

 

いやいや、いやいやいやいや……。

 

いえ、全然構わないのですけどね。最後にラノベを読んだのは遠い昔、ゲームは積み、アニメもなんとなく録画だけして見ないまま。そんな感じで二次元に対する免疫を失っている最近の自分としては、頭から「?」マークを出しつつも、読み進めているうちにヒロインが徐々に愛しく思えてきたりしましたし。ええ、凄まじくチョロいしおごはんですヽ(´エ`)ノ

 

さて、肝心のスパンキングシーンについてですが、縛り上げてベッド上で叩くというものが一箇所あります。細かい経緯は伏せますが、困ったお嬢様の性癖を矯正するという目的なので、一発叩いて終わりではなく、煽りながら腫れ上がる程度に叩き続けてますね。同時に言葉攻め的な行為や愛撫、ギャグボールから唾液が溢れるような描写が含まれますので、好みは別れるかもしれません。普通のラノベ同様に各所に挿絵もあるのですが、残念ながら赤いお尻の絵は無しです。

 

文字サイズによって変わるので具体的に何ページあるよ、と言えないのが電子書籍の面倒なトコですが、この手の作品は第一印象の好き嫌いが全てなので、とりあえずサンプルで挿絵とか文体をご覧になるとよろしいかと思います。

 

お手頃な価格に合わせてか、文庫本の小説よりボリュームが少なめですけれど、その分、気負わず読了できますので、息抜きにツマミ読みするにはかえって良いかもでした。


あの、この首輪をハメてくださいませんか? (オシリス文庫)



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