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桃尻文庫

~スパンキングやお仕置きに関する創作ブログ~

お仕置きのある世界02 鞭の訪問販売(母/娘)

※特に厳しい描写はないですが、理不尽な理由ですので閲覧注意です。


この世界には、お仕置きがある。

ある時をさかいに迷い込んでしまったこの異世界では、広く体罰が受け入れられ、元いた世界では考えられない商売がいくつも成り立っていた。

それまで体罰は避けるべきものとして、むしろ、忌避されていたと言ってもいいくらいの環境で育った私は、最初のうちは、その狂気染みた空気にあてられ落ち込んでいた。

しかし、それでは生きていけないし、不服従の罰として科せられる余計なお仕置きから、自分の体や心を守るためにも、私は徐々に新たな世界のルールを学び、適応していったのである。

今日は、そうして新しい価値観に大分慣れてきた頃に起きた出来事を、一つ話してみようと思う。


お仕置き用の鞭の訪問販売が家に来た時のこと。

子供用の物なのだからと、私も母の横で一緒に説明を聞かされる羽目になった。うちの母はこういうのが大好きなのである。もっとも、もともとはお仕置きグッズではなく、健康食品やダイエット器具ばかりだったはずだけれど。

「安全性には充分に配慮しています」

安物のスーツ姿に、無理やり貼り付けたような作り笑顔。まだ若いセールスマンが鞄から取り出して見せたのは、カラフルなプラスチック製の棒の束だった。

「お子さんに合わせて、お使いいただけます」

この棒鞭は効果的なお仕置きを考えて作られたもので、年齢や罰に合わせて何種類も揃っているそうである。素材はよくしなるプラスチックで、重量ごとに色が分かれている。

パステル調の黄色は比重の軽い低学年向け、青はずっしりと重い高学年向け。その中間は緑色で、それ以上の中高生向けには、より摩擦と比重を高めて痛みを増した茶色の鞭も用意されていた。

「うちの鞭は、各種更生施設でも採用されるほど信頼を得ています」

そう言って広げて見せられたパンフレットには、ジャージ姿で並ぶ坊主頭の少年たちと、紺色の制服を着て厳しい表情を浮かべる大人の姿。手には赤色のプラスチック棒をしっかりと握っている。なんでも鉄芯入りで、特別に痛い鞭であるらしい。

「ぜひ実物をご覧ください」

サンプル品を母に渡し、しきりに、どれだけ工業的な精度が高いかを説明するセールスマン。

捲られたパンフレットの次頁には、スムーズなプラスチック鞭の断面図と、節くれだった竹のハタキや籐の布団叩きとの比較写真。そして、専用鞭を用いて程よく染まった綺麗なお尻と、ハタキで打ちのめした惨たらしいお尻の比較写真が載っていた。

「あらまあ」

母がお尻の差異に興味を示したと見るや、セールスマンは次のページのグラフを見るように促した。

よく言うことを聞くようになったとか、親を尊敬するようになったとか。

なんだか曖昧な質問のアンケートや教育効果をパーセンテージで示しており、さも根拠があります風な作りの上に、太字の斜体で煽り文が付いている。

これからの時代を生きる力、一生困らない勉強癖を付けられる。

今にしても思えば、むしろ、親の世代自身が求めてやまない、現代の不安を払拭するようなワードが散りばめられた内容だった。

「どうぞ。よろしければ、お試しいただいても構いません」

セールスマンの悪魔の言葉。私は咄嗟に相手を睨みつけたが、セールスマンは相変わらず貼り付けたようなスマイルを浮かべるばかりだった。

「ちょっと、お尻出しなさい。いつもと同じように」

母に言われ、仕方なく立ち上がって服を脱ぐ。悲しい哉、こういう時は逆らっても余計に叩かれるだけなのだということを、この一年余りの生活で学習してしまっていた。そちらもいずれ詳しく話すだろうが、今までにもこうした、いや、もっと理不尽なお仕置きの機会だってあったのだ。

私はオーバーオールの肩ベルトを片方ずつ外して脱ぐと、いつもの様に綺麗に畳んで椅子の上に置いた。もちろんパンツも同じように畳み、その場に四つん這いになって二人にお尻を向けた。そう、ここではお仕置きの命令は絶対であり、子供の恥など無意味なのである。

「よく躾けられていらっしゃいますね」

これなら鞭は要らないかもしれないな、と、見え透いたおべっかを使うセールスマンに、私はまた少し腹を立てた。

「あら、そうでもないんですよ」

母は私の日々の不始末をあげつらって謙遜する。そんなのは二人とも、自分のネタでやってほしい。叩くなら早くやってくれとお尻を突き上げる私に、母は軽く当てるだけだからね、と形だけ宥めるのだった。

「こちらが、一番弱い鞭になります」

お子さんの年齢でしたら、こちらはもう卒業されているかもわかりませんが、と言って、セールスマンはレモン色の鞭を母に握らせた。

「軽くて……ずいぶん柔らかいのね」
「ええ、本来は未就学児用ですからね。本格的なお仕置きが必要になる前に、こちらで作法を学んでいただけます」

鞭の先を指でつまみながら感想を述べる母に、セールスマンが同調した。

「念の為に当ててみようかしらね」
「どうぞ」

人の尻を勝手に……。そんな怒りも湧いてきたが、私には為す術がない。ペタン、ペタン、と固めのスポンジで叩かれたような情けない音をさせて、最初の試用は終わった。

お尻には、当たったな、という感触があったくらいで、傷みというほどのものはなかった。母もそれを察したらしく、早々に次の鞭に興味を移した。

「この子くらいだと、何色を使えばいいのかしら」
「体格や今の躾の態度から考えると、こちらが調度いいと思います」

次にセールスマンが差し出したのは、緑色の鞭だった。

「なるほどね。これならちゃんとしたお仕置きになりそうだわ」

自分の手の平を幾度か叩いて確かめ、次に私のお尻に鞭を沿わせた。ひんやりとして固い感触。ペタペタと何度か付けられただけで、その威力の程度が知れるようだった。

「軽くだから、ね」

ビチッ!と小気味よい音と同時に、お尻がピリピリと痺れた。構えていたおかげで声を漏らすのは我慢できたが、お尻は微妙に跳ねてしまった。それを母が見逃すはずもない。

「もうひとつ」

ジリジリと痺れの引かないところに、さらに一発当てられて、私は思わず膝を付きそうになった。

「ダメ。いいって言うまでは、しっかりお尻上げてなさい」

鞭の先でお腹を下から押し上げられ、お尻の横を突っつかれて向きを修正された。

「さすがでございます。先端が丸く加工されていますので、そうしてお使い頂いても結構です」
「そうね、なかなか便利だわ」

その後、幸いにも上級の鞭まで試されることはなかったものの、私はお尻を仕舞うことを許されないまま商談が続けられた。

「……じゃあ、一セットいただくわ」
「ありがとうございます!」

深々と頭を下げるセールスマン。元々、そんなに高い値段というわけでもなかったからか、プラスチック鞭は即決で我が家に取り入れられた。それについては、私はもう諦め半分であって、その時もヒリつくお尻を突き上げたまま、バレないように小さくため息を吐くのみだった。

「あなたのために買ったのよ♪」

しかし、その直後、こんな母の言葉に咄嗟にお礼が返せなくて、早速、鞭の出番になったのは、この世界のお仕置きを受け入れていたはずの私でも、最後まで腑に落ちなかったのであった。



※…こんな変なモノも書きたいがためのシリーズゆえ、アレな内容なのはご容赦を…ヽ(´エ`;)ノ
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Comment

トモヤ #CVsdOppk

80年代の山陰地方の某公立中学校の女子バレー部

どうも暫らくぶりです。

昭和50年代前半以前に生まれた世代と違って、体罰が完全にNGの世代の主人公が、ある時をさかいに、広く体罰が受け入れられている異世界に迷い込んでしまって、理不尽な目に遭うシチュエーションもナイスな発想ですし、中でも特に、セールスマンが見せたパンフレットに載っていた“専用鞭を用いて程よく染まった綺麗なお尻と、ハタキで打ちのめした惨たらしいお尻の比較写真”には、妙なリアリティーが感じられて、思わずドキッとしました。

そして、道具で打ちのめされて惨たらしい状態になったお尻と言えば、ずいぶん前に読んだ、(本のタイトル名は覚えていませんが)80年代の中学校や高校の管理教育&体罰を批判する内容の本に、とても凄い内容の話が載っていました。

その内容によると、80年代の山陰地方の某公立中学校の女子バレー部は、当時、県内でも有数の強豪チームでしたが、練習の厳しさが半端ではなく、他の女子の運動部は勿論のこと、全ての男子の運動部さえも格段に上回っていた程で、おまけに、練習時間の長さも他の運動部を遥かに上回っていて、日曜日や祝日はおろか、お盆休みや年末年始ですら、朝から晩までの猛練習だったそうです。

おまけに、その中学校の女子バレー部の顧問だった中年男性教師は、絵に描いたようなコワモテだった上に、190cmを超える長身に加えて物凄い筋肉質と言う体格で、しかも、常に竹刀を持っていて、部員である女子中学生たちに対して一切容赦なしだったとの事でした。

その為、部活動では常に、女子バレー部員である女子中学生たちが顧問の中年男性教師に怒鳴られまくるのは序の口で、ほんのちょっとのミスであっても、顧問の中年男性教師の命令で即座に呼び出されて、両足を開いて両手をまっすぐ前に突き出し、大きく前屈みになって、ブルマを穿いたお尻を大きく突き出す体勢にさせられた直後、竹刀で思いっきりお尻をブルマの上から叩かれて、その都度その都度、乾いた打撃音と悲鳴声が大きく鳴り響いた程で、
ミス以外でも、「声が出ていない」とか「集合に遅れた」とか「爪が長い」とか「体操服の裾がブルマからハミ出ている」とか「やる気が感じられない」等の理由までもがフルスイングのケツ竹刀体罰の対象だった為、全員の女子部員が1日の部活動でフルスイングのケツ竹刀体罰を何十回も受けてしまい、部活動が終わった後は毎回、女子部員全員のお尻に“太い蚯蚓腫れ”や“大きな血豆”が無数にできて、無惨に腫れ上がったお尻がドス黒く変色してしまい、しかも、あまりにも叩かれ過ぎた事によって、お尻の皮膚が破れて流血を起こした事も少なくなかったそうです。

女子バレー部員の中には、この事を親に訴えた女子生徒も何人かいたのですが、その当時は体罰が当たり前の時代だった上に、県大会で上位に入る好成績を残していると言う理由で、顧問の中年男性教師へのお咎めは一切なく、女子部員の親御さんの中には「うちの娘を、もっと厳しく扱いて下さい」等と顧問の中年男性教師に依頼する人たちもいましたので、女子バレー部員である女子生徒たちは皆、部を引退するまで、ただひたすら耐えるしかなかったと言う話でした。

管理教育がギリギリで健在だった世代の僕から見ても、実に凄まじい話で、僕の名古屋時代の職場の先輩女性だった久美子さん(※昭和43年生まれ)が、女子高の陸上部時代に体験された中年男性顧問からのケツ竹刀体罰と同じ位か、あるいは、それ以上に惨たらしいケツ竹刀体罰だったのは火を見るよりも明らかで、比較対象がアレな気もしますが、
僕とは中学3年生の時のクラスメイトだった真由美さんや、僕とは高校3年生の時のクラスメイトだった由香里さんのお二方も、女子学生時代、忘れ物とかの理由でガタイの良い中年男性教師に木の棒で思いっきりお尻を叩かれる等の体罰や、破廉恥な爺さん先生に平手で思いっきりお尻を引っ叩かれると言った性的体罰を幾度となく経験され、当時の真由美さんや由香里さんにとっては凄く災難だったのは言うまでもありませんが、80年代の山陰地方の某公立中学校の女子バレー部に所属していた女子生徒たちが体験したケースと比べてしまうと、真由美さんと由香里さんのお二方は、かなりマシだったと言わざるを得ないです。

2016/11/12 (Sat) 21:40 | URL | 編集 | 返信 | 

しおごはん #-

Re: 80年代の山陰地方の某公立中学校の女子バレー部

お久しぶりです!返信遅れて申し訳ありません、今更コメントに気づいたしおごはんです。
今回もものすごいお話ですね。
いくら若いとはいえ、そこまでの扱かれると、物理的に体を壊しそうな気もしますし、
肝心の勉強のほうにしわ寄せが行きそうなものですが、凄い時代もあったものですね。
多感な時期の彼女らがシゴキから得た感性への影響を思うとやるせなさも一入ですが、
ともかく、こうしたお尻叩きの形もあったのだなぁと、考えさせられる次第です。

2016/12/31 (Sat) 07:04 | URL | 編集 | 返信 | 

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