ぱちん - 桃尻文庫

ぱちん

ぱちん、ぱちん、ぱちん。
お母さんの手の平が、ひらりと舞って音を奏でる。

ぱちん、ぱちん、ぱちん。
夕飯を食べる私の横で、妹のお尻がぴょこぴょこ踊る。

ぱちん、ぱちん、ぱちん。
テレビや食器の音に混じって、しつけの音が絶え間なく続く。

ぱちん、ぱちん、ぱちん。
テーブルには、吐き出された人参が包まれたティッシュ。

ぱちん、ぱちん、ぱちん。
ごめんなさいが言えない妹は、今日もお尻に教えてもらう。

ぱちん、ぱちん、ぱちん。
しかめっ面の目尻に、涙がにじむ。

ぱちん、ぱちん、ぱちん。
声をあげて泣きはじめたら、ごめんなさいまで、あと少し。

ぱちん、ぱちん、ぱちん。
ぱちん、ぱちん、ぱちん。
ぱちん、ぱちん、ぱちん。

でも今日は、もう少しだけ、かかるかも。
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コメント

 今はどうか知らないけれど、一昔前なら幼稚園。保育園であったでしょうし、記憶にないですが自分も叩いて頂けていたのかもしれません、好き嫌いの多い子供でしたから。
 お尻ペンペンが好きになったのは先生たちのおかげかも…きっとこれが躾としてのお尻ペンペン好きな人の原点なんだろうなと思います。

Re: タイトルなし

こんばんはです。

たしかに一昔前はお仕置きに対しても、食べ物の扱いに対しても、感覚がずいぶん違いましたしね。
おっしゃる通り、もしかしたら私たちの記憶にすら残っていないほど小さな頃、
あるいは、ほんのちょっとした出来事が、こういう趣味のきっかけになっているのかもしれません。

だとしたらアブノーマルさを持て余すこともありますが、それゆえ楽しいこともありましたし、
なにより、ちゃんと躾てもらえていたことに感謝すべきなのかもですねヽ(´エ`)ノ
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